新生銀、TOB延長期間で譲らず SBIの対案に回答せず

小出大貴
[PR]

 新生銀行は27日、SBIホールディングスが一方的に進めている株式公開買い付け(TOB)の期間について、改めて12月8日まで延長するよう求めた。SBIは条件つきで期間を10営業日短くする案を示していたが、新生銀はこの条件に回答しないと表明した。両社の溝は一段と深まっている。

 SBIが10月25日までの計画でTOBに踏み切ったのに対し、新生銀はTOBへの防衛策の導入と、発動の是非を株主総会で問う方針を決定し、そのための時間が必要だとしてTOB期間の延長を求めた。SBIは24日、新生銀が株主総会を最短のタイミングで開くことなど4条件をのめば、TOBを11月24日まで延長するとの考えを示していた。

 新生銀はこの日、12月8日までの延長要求について「取締役会や株主の十分な(TOBへの)評価期間や総会を開く実務準備のために必要で、株主の共通の利益に資する」と改めて主張した。(小出大貴)