挑戦者前進か、名人追いつくか 囲碁名人戦、神奈川県箱根町で第4局

村上耕司
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 井山裕太名人(32)に一力遼天元(24)が挑戦する第46期囲碁名人戦七番勝負(朝日新聞社主催)の第4局は28、29の両日、神奈川県箱根町の旅館「強羅環翠楼(ごうらかんすいろう)」で打たれる。井山名人が第1局を制し、第2局、第3局を一力挑戦者が連勝して迎える。挑戦者が名人位奪取にあと1勝と迫るか、名人が追いつくか、注目の一戦だ。

 対局を翌日に控えた27日、両対局者は関係者と一緒に現地入り。午後5時から対局室検分に臨んだ。検分後には両者に一人ずつインタビュー。井山名人は「先行される形になりましたが、あまりそこは気にしていないというのが正直なところ。今できるベストの戦いをできるように全力を尽くすということにつきます」。

 一力挑戦者は「2局目、3局目と苦しいながらも勝ててほっとした。8時間の碁は他と感覚が異なる。内容的には納得いかない部分もあるので、ここから上げていかないといけない」と話した。

 持ち時間は各8時間の2日制。名人の先番で28日午前9時に始まり、同日夜に打ち掛け。29日午前9時に再開し、夜までに決着する見込み。立会人は山下敬吾九段(43)、新聞解説は林漢傑八段(37)、記録係は伊藤優詩(まさし)五段(30)と木部夏生二段(26)が務める。村上耕司