ウーバーイーツ、ついに全都道府県進出 「全国最後」の県は…

長崎緑子
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 飲食宅配代行サービス「Uber Eats(ウーバーイーツ)」が28日から鳥取市でサービスを開始した。鳥取県内での営業は初めて。同日には島根、福井、徳島の各県でも開始する予定で、これで全47都道府県に進出することになるという。

 ウーバーイーツは、国内では2016年9月に東京で始まり、スマートフォンのアプリで登録された店の料理を注文すると、自転車などで届けてくれる。料理代のほかに、配送手数料とサービス料がかかる。

 配達エリアは鳥取市中心部で、北は千代水、南は大覚寺あたりまで。地元レストランなど40店以上が登録している。

 市内では、すでに出前館のほか、地元IT企業の「Axis(アクシス)」が6月から本格運用している「トリメシ」など同様のサービスが稼働しているが、トリメシの担当者は「デリバリーの認知度を上げてくれると好意的に受け止めている」。ただ、開始当日の28日には加盟店と協力して限定メニュー「トリメシの鶏めし」を登場させるといい、対抗意識も燃やす。

 全国展開しているチェーン店やサービスの進出を巡っては、15年5月に鳥取市内で開店した「スターバックスコーヒー」が全国最後の出店として話題になった。21年3月には「カルディコーヒーファーム」も47都道府県で最後に店を出した。

 県広報課の調べでは、現在、鳥取県にのみ進出していない店は確認できない。ただ、たこ焼きの「築地銀だこ」、ハンバーグレストランの「びっくりドンキー」、洋菓子の「銀座コージーコーナー」などが、鳥取をのぞくほとんどの都道府県へ出店している。(長崎緑子)

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