混戦の独選挙、連立交渉へ 組み合わせは「信号」か「ジャマイカ」か

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ベルリン=野島淳、青田秀樹
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 ドイツの総選挙は投票日まで支持率トップの政党が何度も入れ替わり、有権者はポスト・メルケルの「本命」を探して右往左往した。ただ、上位2党は政権づくりに他党の力が不可欠で、今後の連立交渉の行方を左右するのは、環境政党の緑の党と産業界寄りの自由民主党(FDP)だ。

「主役」次々と交代

 ベルリンにあるキリスト教民主同盟(CDU)の本部では、26日夕から党員や支持者らが総選挙の出口調査の結果を待ち構えた。

 CDUと姉妹政党のキリスト教社会同盟(CSU)の合計得票率は史上最低だった。ただ、支持者の男性(46)は「苦い味ではなかった。想定より悪くない。ラシェットCDU党首が首相への意欲を示し、一体感に包まれた」と笑顔だった。

 事前の世論調査では社会民主党(SPD)より3~4ポイントも劣っていたからだ。最終盤になって、選挙戦からは距離を置いていたメルケル氏が何度も集会に担ぎ出され、演説に立った。小差に詰め寄ったのは「メルケル効果」かもしれない。

 だが、ミュンヘンからきた公務員カール・エルベスさん(55)は「大きく減らして負けた」と冷静だ。「SPDとあわせて2大政党がこんなに票を取れないという意味で歴史的だ」

 主役が短期間に入れ替わる異…

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