夏の長雨で野菜高騰 生育不足で影響は来月以降も

湯川うらら
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 8月の記録的な長雨による生育不足により、全国的に夏野菜の出荷量が減って値段が高騰している。一部の秋冬野菜も影響を受けているため、10月以降も家計へ負担が続きそうだ。

 中四国や兵庫県にスーパーを出店する「ハローズ」(本部・岡山県)によると、香川県内の店舗では県外産のレタスや白菜、トマト、ミニトマトが例年の9月の1・5倍ほどの高値となっているという。各店舗ではレタスをカットして販売したり、ミニトマトの1パックあたりの個数を減らしたりして、価格を抑える工夫をしているという。

 高松市内の店舗では24日、レタスが1玉322円(税込み)、白菜は4分の1カットの大きさが279円(同)で売られていた。買い物中の近くの会社員女性(35)は「全体的に高値が続いて、驚いている。経済的に厳しいので、食事のメニューを工夫しないと」とため息をついた。

 今年の8月は、中旬に前線の活動の活発化に伴って全国的に雨が降り続いた。JA香川県によると、湿気で根腐れしたり、害虫の防除作業ができずに病気になったりして、野菜の流通量が減少したことが高騰の一因となっているという。

 高値は今後も続くのか。高松市中央卸売市場の卸売業者「高松大一青果」によると、夏野菜の高騰はピークを過ぎ、徐々に卸値が下がっているという。一方で、担当者は「タマネギやジャガイモなどの秋冬野菜も植え付けが遅れるなど、長雨の影響を受けたと聞く。10月も例年より高めの状況が続くだろう」と話している。(湯川うらら)