レスラー市議「議会での覆面、認めて」 広報紙巡る訴訟は取り下げへ

中沢絢乃
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 大分市議会のホームページと市議会だよりに覆面姿の写真を掲載することなどを求めた訴訟を取り下げる意向を表明した覆面レスラースカルリーパー・エイジ大分市議(52)は27日、大分市内での記者会見で、「(この問題を機に)より先進的な市議会になってほしい」と話した。

 ホームページと市議会だよりの議員紹介のページは、エイジ市議の写真が載るはずの部分だけが、長年空白のままだった。「自分の顔だけが空欄になっているのを見ると、胸にちくっとくることもあった」と話す。

 一人だけ写真が載っていなかったため、高齢の有権者から「議会だよりで写真を見かけない。仕事をしてねえやろ」などと言われたことが何度かあったという。エイジ市議は、「すごくマイナスの時間だった」と振り返った。

 2013年の初当選時から3期目の現在まで、任期ごとに本会議や委員会に対し、覆面を着用して出席することを求めてきたが、いまなお認められていない。エイジ市議は今後も折をみて、市議会へ覆面の着用を申し入れていきたい考えという。

 「民主主義は多様性を認めることが大切。市民が(この姿の候補者を)選んだ、ということを重く受け止めて欲しい」(中沢絢乃)