「危機の宰相」去る欧州に課題山積 メルケル外交後の力学に変化も

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ベルリン=疋田多揚、青田秀樹
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 ドイツ総選挙後のポスト・メルケルを選ぶ複雑な連立交渉は、欧州全体に影響を及ぼす可能性がある。「危機の宰相」として16年にわたって国内や欧州連合(EU)をまとめ、米国やロシア、中国と向き合ってきたメルケル首相が去る欧州に難題が待ち受ける。

 「SPDは政権運営の仕方を心得ている政党だ」

 社会民主党(SPD)首相候補のショルツ財務相兼副首相は26日夜、出口調査で首位に立ったと伝えられると、党本部で支持者らに首相就任への意欲を示した。連立相手だったとはいえライバル政党のメルケル路線の継承を印象づけたショルツ氏は、党員らの歓声に手を振って応えた。

 同じころ、メルケル氏が所属するキリスト教民主同盟(CDU)のラシェット党首も「我々が主導する政府をつくるため、あらゆる努力をする」と首相の座を譲らない姿勢を強調。緑の党自由民主党(FDP)を交えた連立交渉は数カ月かかる可能性がある。

 ただ、欧州には待ったなしの…

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