呉の「高炉の火」消える 日本製鉄、あす休止

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松田史朗
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 日本製鉄の瀬戸内製鉄所呉地区(旧呉製鉄所、広島県呉市)の高炉が29日に休止され、約60年の歴史に幕を閉じる。経営悪化に伴うリストラの一環で、約3千人の従業員の半数が配置転換や再就職を迫られる。2023年9月には関連設備も含めて呉地区全体が閉鎖される予定で、地域経済への影響が懸念されている。

 高炉は、鉄鋼製品のもととなる「銑鉄(せんてつ)」を鉄鉱石から取り出すための設備。旧呉製鉄所では、4年前に日鉄に買収された日新製鋼が1962年に稼働させた。

 呉地区では日鉄や協力会社などで働く従業員が約3千人おり、高炉休止でその半数にあたる約1500人が仕事を失うとみられる。多くの人は他県の製鉄所などへ配置転換される一方、地元に残るために再就職を目指す人も少なくないが、十分な雇用の受け皿があるかは不透明だ。

 日鉄からの受注に頼ってきた…

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