リラックマが交通安全運動 「人間でない」初の広報アンバサダー

仁村秀一
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 秋の全国交通安全運動(21日~30日)が始まったが、世の中はコロナ禍。埼玉県警は、これまで県内ゆかりの芸能人ら有名人に「キャンペーンの顔」広報アンバサダーを委嘱して、イベントでちらしを配るなどしてきたが、今回は三密を避けた非接触型の広報活動をと考え、初めて「人間ではないもの」にアンバサダーを委ねた。

 今年の顔は、人気キャラクター「リラックマ」。リラックマが横断歩道で立ち止まり、左右から車が来ていないことを確認をしてから手を上げて渡るなどの内容のPR動画(約15秒)を作り、15日からユーチューブの県警公式チャンネルで公開している。来年4月5日まで、さいたま市の大宮駅やさいたま新都心駅前の大型ビジョンなどでも放映するという。

 県警交通総務課の公式ツイッターでは、リラックマのイラストをいかした交通安全クイズも公開。「楽しみながら交通安全の意識を高めてもらえるはず」という担当者によると、リラックマはゆったりゴロゴロしているイメージのキャラクターだが、今月2日の委嘱式では終始無言ながら、きびきびした態度で委嘱状を受け取った。「今回は、しっかりとお仕事をしてくれるようです」

 県警によると、県内で今年8月末までに交通事故で亡くなった歩行者は29人。東京都の30人に次いで全国で2番目に多いという。(仁村秀一)