清水港でイルカ目撃相次ぐ 観光名物に

和田翔太
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 静岡市清水港周辺でイルカの目撃情報が相次いでいる。クルーズ船を運航する富士山清水港クルーズによると、複数のイルカが1年ほど前から港周辺に住み着いており、遊覧船の乗客や漁港関係者を楽しませている。すでにSNSなどで話題になっており、同港の観光名物にもなりそうだ。

 同社によると、昨年9月ごろから遊覧船や水上バスの乗客から野生のイルカの目撃情報が寄せられるようになったという。港内でイルカが目撃されるのは初めてで、時間帯や天候などは関係ないという。

 同社は今年6月以降、目撃情報や目撃場所をホームページとSNSで発信している。多い日には1日に10件近くの目撃情報もあり、これまで10頭ほどの群れの目撃もあった。

 同社は地図上に目撃情報を示した「イルカ目撃マップ」を作成し、遊覧船の乗客に配布している。マップには目撃回数に応じて星1~3個を付け、マップにはイルカの動画も見られるQRコードを掲載した。

 イルカがよく目撃されるのは袖師埠頭(ふとう)やJオイルミルズ静岡工場周辺。また、従業員や船長がイルカを発見した場合には船内放送で乗客に伝えるサービスも行っている。

 コロナ禍で遊覧船の運航は10月末まで、土日祝日のみだが、港内を結ぶ水上バスは毎日5便運航している。イルカの絵のラッピングを施した水上バスを近く運航する計画だ。同社営業部の稲垣忠明さんは「(イルカに)『出会えるかも!』という期待感を持って乗船していただけたらうれしい。コロナ禍で少しでも明るい話題になれば」と話した。(和田翔太)