えっ、保険年金課? 見抜いた郵便局員、電話やまない高齢女性を説得

山崎輝史
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 「保険年金課から電話がかかってきた。2万円を返してくれる」。そんな相談を受けた郵便局員が「特殊詐欺」だと見抜き、被害を防いだ。愛知県警熱田署は27日、局員3人に感謝状を贈った。

 感謝状を受け取ったのは、名古屋千年郵便局(名古屋市熱田区)の局長・佃佳代さん(51)、石橋正樹さん(34)、近藤康夫さん(29)。

 10日午後4時半ごろ、70代女性が不慣れなATMの操作について、郵便窓口の近藤さんに相談した。3人は「『保険年金課』という言葉が出た瞬間、詐欺と直感した」と口をそろえる。区役所や警察に連絡して、女性を説得した。

 その間も女性の携帯電話には非通知で電話がかかり続けた。佃局長は「貯金窓口が閉まる夕方を狙い、指示通りにATMを使わせようとしたのかも。少しでも疑問に思ったら相談を」と話した。(山崎輝史)