涼しい気候生かした赤黄橙のカラーピーマン 西米良村で収穫

大野博
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 宮崎県西米良村で、鮮やかに色づいたカラーピーマンの収穫が最盛期を迎えている。冬~春に収穫する一大生産地の西都市差別化。山間の涼しい気候を生かし、6~11月に収穫・出荷している。

 児玉一将さん(43)のビニールハウスは標高約900メートル。「米良三山」の一つ、天包山(あまつつみやま、1188メートル)の中腹にある。ふもとの自宅から車で約20分。緑色の実がついてから1カ月ほど樹上で完熟させると、オレンジ、赤、黄に色づく。完熟した実は傷つきやすく、児玉さんはやさしい手つきで収穫する。

 西米良村のカラーピーマン栽培は2004年に始まった。全国有数のカラーピーマン産地に育ちつつあった西都市に遅れること4年。朝晩の気温が高いと夏に実がつきにくいという弱点があり、涼しい山間地への導入をJA西都が発案した。現在、村内の農家9軒が栽培している。

 収量を増やすため、児玉さんら有志は昨年、勉強会を立ち上げた。今夏、ハウスの温度や湿度のデータをスマホに送信する装置を導入した。「栽培のノウハウを共有し、みんなが笑顔になれるといい」。現在は10アールあたり7トン弱の収量を、8トンに増やすのが目標だ。

 カラーピーマンは普通のピーマンより肉厚で苦みがないといい、児玉さんは「細切りにして生で食べてよし、ピクルスにするのもよし。いろんな食べ方をぜひ楽しんでみてください」と話している。(大野博)