北朝鮮から日本海に向け飛翔体が発射 弾道ミサイルか

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ソウル=鈴木拓也、ニューヨーク=藤原学思
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 韓国軍の合同参謀本部によると、28日午前6時40分ごろ、北朝鮮北部の慈江道舞坪里(チャガンドムピョンリ)から短距離ミサイルとみられる飛翔(ひしょう)体1発が日本海の方向に発射された。飛翔体の種類や飛行経路、落下地点など具体的な情報は不明だ。日本政府によると、弾道ミサイルの可能性があるという。韓国政府は「発射に遺憾を表明し、今後の北朝鮮の動向を綿密に注視する」とのコメントを出した。

 北朝鮮は今月に入り、11、12の両日に巡航ミサイルを、15日にも国連の安保理決議違反となる短距離弾道ミサイル2発をそれぞれ日本海に向けて発射している。

 北朝鮮は最近、米韓などが北朝鮮の弾道ミサイル発射を「挑発」と非難する一方で、米国や同盟国の軍備強化を「抑止力確保」とするのは「二重基準」との批判を繰り返している。

 飛翔体の発射直後、北朝鮮の金星(キムソン)国連大使はニューヨークの国連本部での一般討論演説で、バイデン米政権に「二重基準の撤回」を要求。北朝鮮の核保有は「世界最大の核兵器国である米国が70年以上も核の脅威を与え、我々を敵に回してきたからだ」と主張し、「米国が脅迫をやめれば、朝米関係、南北関係に展望が開けると確信している」と迫った。

 韓国では、相次ぐ発射についてミサイル開発の推進のほか、米韓に揺さぶりをかける狙いがあるとの見方が出ている。

 金正恩(キムジョンウン)総…

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