「自分にも偏見あるかも」 メルカリ山田社長が理系女性支援する理由

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栗林史子
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 メルカリ創業者の山田進太郎社長が今年8月、私財30億円を投じ、IT業界に進む女子らを支援する財団(山田進太郎D&I財団)を設立しました。第一弾として、理数系の高校に来春進む女子中学生を対象に奨学金を支給する方針です。

 10月10日まで応募を受け付けており、国内の高校理数科や高等専門学校、理数系教育に力を入れるスーパーサイエンスハイスクールを受験し合格した場合に、国公立で年額25万円、私立で50万円を卒業まで提供するとしています。対象は女性約100人です。

 山田氏に理系分野での女性支援の必要性や、メルカリでの取り組みから得た知見について聞きました。

 ――8月から奨学金の受け付けが始まりました、反応はいかがですか。

 「現在、400件弱の応募がありました。対象となる学生に知ってもらうのが難しいなと思っており、ポスターなどアナログなところも含めて広報活動に力を入れています。ネットの業界の人たちからはかなり反響がありました。女性エンジニアが少ないことは共通課題だからです。女性エンジニアの方たちからも、『こういうのがあったらよかった』『なにか手伝えることないですか』と声をいただきました」

 ――女性、それも高校選択時の支援に特化した理由は。

 「中学生段階では理系科目で男女の成績の差はありません。でもそこからいろんなバイアス(偏見)があって、理系に進む女性は少ない。それはつまり、自分の『好き』とか『得意』をいかせていない人が多いということです。中学生で『プログラミングをやっています』というレベルでなくても、『マインクラフト(仮想空間で建築や冒険を楽しむゲーム)大好き』という女性はたくさんいるはずです。そういう子に、エンジニアになるという選択肢を見せたい。現在は中学生への支援ですが、将来的には高校生段階での支援にも広げたい」

 ――財団は、「2035年度…

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