ノーベル賞、mRNAワクチンに注目 自然科学分野は4日から発表

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石塚広志 小堀龍之 小宮山亮磨
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 今年のノーベル賞の発表が10月4日から始まる。自然科学分野では初日に医学生理学賞、5日に物理学賞、6日に化学賞の受賞者が決まる。有力視される研究は――。

医学生理学賞 mRNAワクチンに注目

 注目が集まるのは、新型コロナウイルスに対して実用化された「m(メッセンジャー)RNAワクチン」だ。米国のファイザー社とモデルナ社で採用され、世界の数億人に接種された。今年の両社の売り上げは500億ドル(約5兆5千億円)を超えるとされる。

 30年以上にわたる研究で多くの研究者がいる中、候補に有力視されるのが、ファイザーと共同開発した独ビオンテック社の上級副社長カタリン・カリコ氏だ。ハンガリー出身で米ペンシルベニア大で研究を続けていた1990年代末ごろ、同大のドリュー・ワイスマン教授と共同研究を始めた。2人は24日に発表された、ノーベル賞の登竜門とされる21年の米ラスカー賞を受賞した。

 mRNAワクチンが体内に入…

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