平井大臣「早く払っておけばよかった」 NTT接待、半年後支払いで

平井恵美、中島嘉克
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 平井卓也デジタル相は28日の閣議後会見で、NTTからの過剰接待でデジタル庁の事務方ナンバー2が懲戒処分された問題を巡り、NTTに対して会食の費用を「早く払っておけばよかった」と述べた。平井氏の支払いは会食から半年以上後になっており、同席した官僚が処分される理由になった。

 懲戒処分されたのは、デジタル審議官の赤石浩一氏(58)。昨年9、10、12月に計3回、NTTから計約12万円の接待を受けた。このうち10月と12月の会食には平井氏も同席。赤石氏は平井氏が費用を負担すると認識していたというが、平井氏が実際に支払ったのは今年6月21日になってからだった。そのため実質的な接待とみなされ、赤石氏は減給10分の1(1カ月)の懲戒処分となった。

 平井氏は28日の会見で、支払い前に会食に関する週刊文春からの取材が来ていたと認め、「NTTに確認して(6月)21日に請求を受けて支払った」と経緯を説明。その上で、会食場所がNTTの施設で一般的な飲食店ではなかったとして「請求書が来ないと払えるようなものではない」と述べた。

 平井氏は同席していた点について一定の責任があるとして、大臣給与1カ月分を自主返納する。しかし、自身の行動については「会食は一般的な意見交換であって、大臣規範に抵触するものではないと認識している」と改めて強調した。

 大臣規範では関係業者から供応接待を受けることを禁じているが、NTTとは直接の契約があるわけではないとし、平井氏の関係業者にはあたらないとの認識だという。(平井恵美、中島嘉克)