官房長官、メルケル独首相の「リーダーシップに敬意」

菊地直己
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 加藤勝信官房長官は28日午前の記者会見で、引退するドイツメルケル首相の後継を決める連邦議会選挙(総選挙)結果について、今後成立する新政権との関係を強化する考えを示した上で、「16年にわたってドイツを率いてきたメルケル首相のリーダーシップに心から敬意を表したい」と功績をたたえた。

 総選挙では、約16年間首相を務めたメルケル氏が所属する中道右派キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)が第2党に転落。第1党となった中道左派社会民主党(SPD)の双方とも単独で過半数に及ばず、後継首相を決める連立協議が注目される。

 メルケル氏について加藤氏は、自身が官房副長官として同席した日独首脳会談を振り返り、「豊富な経験を踏まえた含蓄ある言葉を聞かせていただき、大変有意義な議論をされていた印象を持っている」と語った。今後発足する新政権との間では、国際社会の問題への協調や「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた協力など、「幅広い分野で関係を強化していきたい」と述べた。(菊地直己)