妊娠9カ月のプロサッカー選手 「なんで引退?」背中押した夫の一言

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藤谷和広
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 妊娠・出産を当たり前の選択肢にしたい――。そう願い、自ら実践している女子サッカー選手がいる。ジェフユナイテッド市原・千葉レディースの大滝麻未選手(32)。出産を控えながらも練習を続け、復帰を目指している。

 クラブのホームページで妊娠を発表したのは5月。大滝選手は、「元気な赤ちゃんを出産し、1日でも早く我が子を抱いてピッチに入場する姿を皆さんにお見せできるよう、今はできることをしっかり積み上げていきたい」とコメントを寄せた。

おおたき・あみ ジェフレディースのFW。2012年、早大から仏リヨンに加入し、欧州制覇に貢献。15年に一度現役を引退し、国際サッカー連盟(FIFA)運営の大学院「FIFAマスター」に進学。現役復帰後の19年には、一般社団法人「なでしこケア」を立ち上げ、女子サッカー選手のキャリア形成などを支援している。日本代表通算3試合出場。

練習は手探り「日々できることを」

 妊娠がわかった当初は、「どの程度トレーニングしていいのか、どんなことに注意すればいいのか、わからないことばかりだった」という。日本では出産後に復帰する選手が少なく、ほしい情報にアクセスできないまま、手探りの状態が続いた。妊娠9カ月となったいま、「思ったより動ける」と手応えを感じている。チームの練習に帯同し、ランニングや筋トレを中心としたメニューをこなす日々だ。「自分の感覚を大事にしながら、日々の体調に合わせてできることをやっている」と話す。

 大滝選手は2015年に一度…

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