河村市長の給与削減案、採決を先送り 金メダルかじり問題
名古屋市議会は28日の総務環境委員会で、河村たかし市長の給与を3カ月間削減する条例案の採決を先送りすることを全会一致で決めた。29日の予定だったが審議を継続し、9月議会が閉会する10月12日までに採決する方針。
条例案は、河村市長が東京五輪選手の金メダルをかじるなどした行為の処分として給与3カ月分(150万円)を全額削減する内容。議会側は河村市長を委員会に呼んで審議したが、議員から「説明不足だ」「熟議を尽くせていない」などの声が出ていた。
「責任を明らかにする方法として減給が適正なのか」との指摘もあり、地方自治などに詳しい学識者を参考人として招く方針も決めた。
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