「やめるかもしれない」全勝優勝の後、白鵬は旧知の住職に告げていた

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前田伸也
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 日本相撲協会に現役引退を伝えた横綱白鵬。7月の名古屋場所で全勝優勝したあと、旧知の住職に引退をほのめかしていた。

 福岡県篠栗町にある南蔵院。全長41メートル、高さ11メートルの巨大な涅槃(ねはん)像は「ねぼとけさん」の名で親しまれる。福岡市で毎年11月に開催される九州場所の際、横綱が所属する宮城野部屋が宿舎にする。

 7月の名古屋場所の後、南蔵院の住職、林覚乗(かくじょう)さん(68)は全勝優勝した横綱白鵬に電話でこう告げられた。

 「ひょっとしたらやめるかもしれない」

 10年以上も縁が続く林さんは、横綱が抱える右ひざの故障をおもんぱかった。

 常々「どういう辞め方がいいでしょうか」と相談されていた林さんは「全勝優勝して辞めるのが理想」と諭すように応えていた。

 「どのように発表するのか」と尋ねると、「オリンピックやパラリンピックが開催されている時期に発表したら、迷惑がかかるので」と先延ばしにする意向を示したという。

 所属する部屋で新型コロナウイルスの感染者が出たことから、9月の秋場所は休場。林さんは7月に引退を口にしていたことを思い出し、白鵬の体調も気になって電話をした。自宅にいた白鵬は引退について触れることはなかったという。

 10日ほど経って、引退の知らせが届いた。

 白鵬九州場所の前日に東京…

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