昭和の車やバイク、小遣いでコツコツ100台超 愛媛・大洲に展示場

天野光一
【動画】愛媛県大洲市に昭和のクルマとバイクを集めた展示場がオープン=天野光一撮影
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 懐かしい昭和の自動車とバイクを100台以上集めた展示場「水車小屋グループwheel(ホイール)」が19日、愛媛県大洲市大洲にオープンした。市内の活性化に取り組んできた男性が、街の魅力を増やし、観光客を増やそうと、自らのコレクションを公開することにした。

 男性は同市平野町平地に実家がある岡田唯洋さん(70)。神奈川県秦野市で建設業を営んでいるが、年間100日程度は実家に帰り、地域おこしに関わっている。集客を目指して、仲間と水車小屋をつくったり、近所で助け合って除雪をしたりしてきた。防災の拠点もつくったという。

 大洲全体の魅力アップにも力を入れたいと思うようになり、コレクションの展示場を考えるようになった。場所を探し続け、訪れる人が多い「大洲まちの駅あさもや」の隣接地が見つかったことから、建設を決めた。

 展示場の周囲はテレビドラマ「おはなはん」「東京ラブストーリー」のロケ地で、レトロな雰囲気を楽しむ人が多い。「車好きの人が楽しめる場所ができれば、地域の集客に厚みができるのでは」と岡田さんは期待する。

 展示場は鉄骨2階建て、のべ500平方メートル。1階は「ホンダS800」「サバンナ」「スカイライン」などの1950~90年代の自動車約15台。2階は人気だった「ナナハン」など1950~75年のバイク100台を展示する。

 愛車だけでなく、新車当時は買えなかったが中古になって値段が手頃になったものもある。岡田さんは「いずれも小遣いでコツコツ買い足してきた。先輩が乗っていてかっこよかったなあ、みたいな感じで買ったものも多い」と話す。

 展示場は高校生以上500円、中学生300円、小学生以下無料。営業時間は午前10時から午後5時。9月は無休だが、10月から木曜定休。展示場には、人の輪を広げようと、カフェと市内産の農作物の直売所(直売所のみ土日の午前9時から売り切れまで)を併設。お遍路さんの休憩場もあり、お茶などの接待もする。(天野光一)