上位決戦、後輩にお尻をたたかれるオリックスの大先輩が逆転200号

佐藤祐生
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(28日、プロ野球 オリックスバファローズ5―2千葉ロッテマリーンズ)

 敗れた時点でロッテに優勝へのマジックナンバーがともる直接対決3連戦。後輩に慕われるベテランの奮起で、まずはオリックスが先手を取った。

 1点先取された直後の四回2死一、三塁、T―岡田が打席に入る。ロッテ・石川歩の初球の変化球を右翼席にたたき込んだ。「みんながつないだチャンス。最高の結果になって良かった」。六回は左翼の守備で見せた。無死三塁からレアードの大飛球をフェンスに飛びつきながら好捕し、傷口を広げなかった。

 逆転3ランは通算200号の節目だった。お立ち台では「ここまで育ててくれた球団に感謝したい」と口にした。大阪・履正社高から2005年秋の高校生ドラフト1巡目で入団。10年には本塁打王を獲得した強打者も今季で16年目だ。

 13歳下の宮城大弥や4歳下の山崎福也から打撃フォームのものまねをされたり、お尻をたたかれたりするなど、後輩から愛される。そんな33歳が今月9日、右太もも裏のけがから1軍復帰すると、3歳下の杉本裕太郎は「Tさんがいるだけですごく頼もしい。それだけで気楽に入れる」と喜んだ。その存在が安心感を与える精神的支柱にもなっている。

 同じくけがで離脱していた吉田正尚もこの日から先発復帰し2安打1打点。役者が戻った打線でロッテに2ゲーム差ににじり寄った。残りは20試合。「とにかく一戦一戦、僕たちは全力でやっていくだけ」とT―岡田。ベテランは落ち着いている。(佐藤祐生)

 中嶋監督(オ) 首位ロッテとの3連戦初戦に勝利。「いいと思います。でも、まだまだやれることが絶対にあるはず」

 山崎福(オ) 5回1失点。「最少失点で切り抜けられたが、先発としてはもう少し長いイニングを投げなければ」