米軍幹部「アフガン駐留の継続を進言」 議会で証言、撤退には理解も

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ワシントン=高野遼
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 米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長は28日、アフガニスタン撤退を検証するための米上院軍事委員会の公聴会に出席し、アフガン政府の崩壊を防ぐため、米軍駐留を継続させるべきだとの意見を持っていたと証言した。バイデン大統領はこうした意見も踏まえた上で、最終的には完全撤退を決断したという。

 アフガニスタンでの軍事作戦を率いたオースティン国防長官とミリー氏、米中央軍のマッケンジー司令官の3人が、撤退後に初めて公聴会で5時間以上にわたって質疑に応じた。

 ミリー氏は昨年秋時点からの一貫した自身の見解として「条件を満たさないまま撤退を加速させれば、アフガン政府は崩壊し、イスラム主義勢力タリバンに制圧されるか、内戦になると考えていた」と述べた。マッケンジー氏も「2500人の兵力をアフガニスタンで維持するよう進言した」と証言した。

 一方、バイデン氏が最終的に撤退を決断したことについて、ミリー氏は「軍の意見は届いていた。我々は軍事的な助言をするが、政策決定者がそれに従う義務はない」と述べ、理解を示した。8月末を過ぎて米軍駐留を続けた場合には「ほぼ確実」に米兵が犠牲となるテロ事件が起きていただろうとも述べた。

 また、オースティン国防長官…

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