しょうゆ、姿変え食卓支える 出荷量は減るも、調味料のベースに
松本真弥
和食には欠かせない「しょうゆ」の出荷量が年々減っている。調理の手間を省く万能つゆなどの「時短調味料」に置き換わったことが理由の一つだ。パスタソースなどではしょうゆベースのものも少なくなく、姿を変えて食卓を支え続けている。
しょうゆ情報センターによると、2020年のしょうゆ出荷量は70万2千キロリットルで、ピークだった1973年の半分近くに減った。食生活の洋食化や外食の普及に加え、共働き世帯の増加で時短調味料の需要が高まったことも背景にある。
大手のヤマサ醬油(しょうゆ…