出会い系で女性装い客募集 売春あっせん容疑13人、年商21億円か

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 東京都内の繁華街で女性に売春をさせていたとして、警視庁は派遣型売春クラブの責任者や従業員ら13人を売春防止法違反(周旋)容疑で逮捕し、29日発表した。

 グループは出会い系サイトやマッチングアプリなどを使って客を集めていたといい、同庁はグループが年間21億円以上を売り上げていたとみている。

 逮捕されたのは、クラブの責任者栗木駿容疑者(25)=東京都渋谷区神宮前3丁目=と、﨏川(さこがわ)たいら容疑者(35)=同区道玄坂2丁目=ら20~30代の従業員の男12人。

 保安課によると、栗木容疑者は5月と9月、従業員らと共謀し、男性客に売春をさせるため、女性従業員を渋谷区や新宿区の繁華街の路上に派遣するなどした疑いがある。また、従業員の一人は8月、同じ方法で売春を仲介した疑いがある。栗木、﨏川の両容疑者は黙秘しているという。

 従業員らは、出会い系サイトやマッチングアプリなどを使い、女性になりすまして客を募集。都内に待機している女性従業員を客の元へ派遣し、ホテルで2万円程度で売春行為をさせていたという。事後に「性病の検査代が必要」などと言って、客に20万円以上を支払わせることもあったという。同庁のサイバーパトロールで発覚した。

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