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乙武さん、50m歩く ソニーのロボット義足で

鈴木康朗
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 ソニーコンピュータサイエンス研究所は28日、ロボット義足の開発成果を発表した。生まれつき両手足がほとんどない作家の乙武洋匡さんがつけて、休憩をはさみながら目標の50メートル地点まで到達した。その後も十数メートル進み、乙武さんは報道陣の前で長い距離を歩いた。

 ロボット義足はひざの部分にモーターを搭載している。研究員や義肢装具士らのチームが、2018年から乙武さんが長い距離を歩けるようサポートしてきた。

 乙武さんは歩いた経験がなく、義足の使用は想定以上に難しかった。チームが調整を続け、乙武さんも筋肉トレーニングをしてきたという。遠藤謙研究員は「モーター部分ができるだけ軽く小さくなるように工夫した」と話す。乙武さんは歩いた後で、「最高です。僕一人でここまで来たわけではなくて、チームで試行錯誤を重ねて、それがこの距離に表れた。胸いっぱいです」と語った。(鈴木康朗)