大臣はセーフ、官僚はアウト デジ庁接待、分かれる処分に疑問の声も

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中島嘉克
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 同じ会食に参加したのに官僚はアウト、大臣はセーフ――。NTTからの過剰接待でデジタル庁の事務方ナンバー2が処分された問題では、平井卓也デジタル相と公務員である官僚の扱いの差にも改めて注目が集まった。平井氏は社会通念を超えた額の会食でも関係業者でなければ大臣規範には抵触しない、しかもそれを判断するのは「自分だ」と主張する。一方、有識者からは規範の形骸化を指摘する声も出ている。

 「そういうことですね」。平井氏は28日の閣議後会見で、NTTとの会食が大臣規範に抵触していないか判断したのは自分自身なのか問われ、そう答えた。

 平井氏は昨年10月と12月に2回、NTTの澤田純社長と会食した。この席にはデジタル審議官の赤石浩一氏(58)とデジ庁参与の向井治紀氏(いずれも肩書は現在)も同席。場所は東京都港区のNTTグループが運営する高級会員制レストランで、関係者によるとNTTから3人宛ての招待状が届いたという。

 デジ庁は、NTTは利害関係者ではないとしているが、国家公務員倫理規程では利害関係者ではなくても社会通念を超える接待を受けることを禁止する。3人ともその場ではNTTに全額を負担してもらったが、赤石氏と向井氏は会食の費用について平井氏が負担してくれると認識していたという。

 しかし、平井氏が実際にNT…

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