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コロナ飲み薬、年度内供給めざす 塩野義が表明 100万人分生産へ

新型コロナウイルス

田中奏子
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 塩野義製薬は29日、開発中の新型コロナウイルス感染症の治療薬について都内で説明会を開き、年内にも国に承認を申請し、年度内の実用化と供給開始をめざすと明らかにした。開発しているのは自宅でも服用できる錠剤タイプで、最終段階にあたる大規模な臨床試験(治験)を始めている。来年3月までに100万人分の生産を終える計画だ。

 手代木功社長は説明会で承認の申請を急ぐ考えを示した。国内の約2千人を対象に治験をしてデータを集める。審査を担う医薬品医療機器総合機構(PMDA)と早期の申請について協議を進めたいとした。

 開発薬は軽症や無症状の患者向けで、1日1回、5日間服用することを想定している。飲み薬は米メルク、スイスのロシュ、米ファイザーも最終段階の治験に入っている。手代木社長は効果について、「少なくとも動物実験の段階では、先行している三つと比べても同等かそれ以上と思っている」とした。変異株に対しても、「現在出ている全ての株に問題なく効くと思っている」と述べた。

 塩野義はワクチンも開発しており、最終段階の治験を10月以降に開始し、こちらも年度内の実用化をめざす。(田中奏子)

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