モーツァルトの真価はアンサンブルに 宮本益光ら「フィガロ」で新譜

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編集委員・吉田純子
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 バリトン歌手の宮本益光が率いる「モーツァルト・シンガーズ・ジャパン(MSJ)」が4枚目のアルバム「フィガロの結婚」を来月リリースする。モーツァルトのオペラの全曲演奏を目指し、伊藤純、望月哲也、鵜木絵里ら、日本屈指の旬のモーツァルト歌いがそのつど集結。いつでもどこでも最高級のモーツァルトを聴かせてみせる。第一線の歌手たちのそんな志を束ねたアンサンブルは、世界的にも例がない。

 録音は、視覚に頼らず音楽だけでモーツァルトの精神を「見せる」挑戦、と宮本は言う。

 「理想のハーモニーを探し、丁寧に残してゆく作業のなかで、モーツァルトを再発見しています。ずっと歌ってきたはずなのに、どうしてこんなに美しい響きなんだろうと、あらためて涙が出る。美しいものを美しいと言えた幼いころの素朴な気持ちを、モーツァルトは思い出させてくれます」

 多くのオペラの醍醐(だいご…

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