Tレックスが「ゴォー」と吠える恐竜博物館 10月下旬に開館 長崎

米田悠一郎
【動画】報道陣に公開された長崎市恐竜博物館=藤脇正真、米田悠一郎撮影
[PR]

 肉食恐竜ティラノサウルス科の大型種など、恐竜の化石が多数見つかっている長崎市南部に10月29日、市恐竜博物館が開館する。ティラノサウルス・レックス(Tレックス)の全身骨格レプリカや再現ロボットが見どころだ。

 博物館は、世界遺産軍艦島(端島)を望む長崎市野母崎(のもざき)地区の海沿いに立つ。オープンまで1カ月となった29日の報道陣向けの内覧会では、約13メートルのTレックスの全身標本など約180点がお披露目された。5・7メートルのTレックスのロボットは「ゴォー」と鳴き、目や上半身を実物のように動かした。

 長崎市によると、市の西岸一帯の白亜紀後期の地層「三ツ瀬層」では、2015年に国内で初めてティラノサウルス科の大型種の歯の化石が確認された。今年7月には、国内最大級の鳥脚類恐竜「ハドロサウルス上科」の化石が見つかったと発表されるなど発見が相次いでいる。

 博物館には化石についた泥などを除去するクリーニング機器やCTスキャン機器が導入され、研究施設としても運用される。総工費は21億円。中谷大輔学芸員は「長崎の恐竜から地域や自然に目を向けてもらえたら」と話した。

 新型コロナ対策のため、入場には10月1日に開設されるホームページから事前予約が必要。1時間あたり280人が上限だ。(米田悠一郎)