「宇宙兄弟」の伊東せりか、宇宙ベンチャーの役員に 私はやります!

庄司直樹
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 筑波大発の宇宙ベンチャー企業ワープスペース(茨城県つくば市)は、人気漫画「宇宙兄弟」の主要キャラクター伊東せりかを10月1日付で役員に就任させると発表した。同社が手がける宇宙通信事業や宇宙産業の意義などをネットを中心に発信するのが役割だ。

 伊東せりかは、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙飛行士として登場する。父親を難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)で亡くし、無重力空間で薬の研究ができる環境がある国際宇宙ステーション行きを希望した元医師という設定だ。今回のために考えた役職CDO(チーフ・ドリーム・オフィサー)に任命する。

 人類の抱える課題の解決を夢として、ひたむきに取り組む姿が、宇宙ベンチャーにとっての理想像にかなっていると起用を思いつき、作者の小山宙哉さんの所属会社に持ちかけたという。ワープスペースの担当者は「日本国内では宇宙産業への理解はまだまだ。影響力のある作品の力を借りたい」と話した。

 特設HP(https://warpspacebrothers.warpspace.jp/別ウインドウで開きます)で伊東飛行士は「国境のない宇宙において、知性や寛容性、調和を大切にしていきたいという想(おも)いに共感し、就任を決意した」などとあいさつ。脱炭素や持続可能な社会の構築など、宇宙産業が貢献できる例を紹介していくと抱負を語っている。(庄司直樹)