期日前投票記載台 1人用で感染防止策 宮代町

新型コロナウイルス

佐藤純
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 埼玉県宮代町選挙管理委員会は、29日に始まった町長選と町議補選の期日前投票に、1人用の投票用紙の記載台を初めて導入した。台と台の間隔を空け、投票する人の距離を保ってもらい、新型コロナウイルスの感染を防ぐのが狙い。

 軽い樹脂製の板を使った折りたたみ式で、高さ148センチ、幅50センチ、奥行き43センチ。役場の中の期日前投票所に50センチほどの間隔を空けて10台設置した。選挙関係の資機材を手がける県内メーカーが作った。

 きっかけは、今年春ごろに訪ねてきたメーカーの営業担当者に、選管事務局職員の松井美絵さんらが投げかけた言葉だった。

 「軽くて、設置や撤去がしやすい台はないですか」

 従来の2~3人用のアルミ製の台は重く、倉庫から運び出したり、組み立てたりするのはひと苦労だった。1人用なら、間隔を取って置きやすく、コロナ対策にもなる。話がまとまってメーカーが作り、28日に告示された町長選と町議補選に向けて試験的に納品された。金額は明らかにしていない。

 10月3日の投票日に設ける11カ所の投票所には従来のタイプの台を置く。

 メーカーの担当者は「実際に使われるのは宮代町が初めて。総選挙を見すえてすでに県内の他の自治体からも引き合いがあります」と話す。

 さらに町選管は、投票にやって来る有権者と現場の担当者が入場券や投票用紙を受け渡しをするために、縦20センチ、横16センチのトレーも用意した。使い回しを減らして感染を防ぐため、廃棄しやすい段ボール製。やはり、1人用の記載台を作ったメーカーの担当者とのやりとりで生まれ、町長選と町議補選で初めて使う。

 このメーカーは、他の自治体の意向を踏まえ、2~3人用の従来の記載台に取り付ける段ボール製の間仕切りを作っている。記載スペースと記載スペースの間にある元々の間仕切りを挟み込むように取り付けることで、上に20センチ、手前に20センチ、間仕切りを広げ、隣の人との接触や飛沫(ひまつ)が広がるのを防ぐアイデアだ。宮代町選管はこの間仕切りも採り入れた。

 町選管の松井さんは「コロナ対策を強化して準備したので、ぜひ投票してほしい」と話す。(佐藤純)

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