3人制バスケコート 大槌にオープン 被災した地に元気

東野真和
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 岩手県大槌町の市街地に25日、3人制バスケットボールの屋外コート「花道パーク」がオープンした。東日本大震災の津波で被害を受けたこの地域に人を呼び込み、復興を後押ししようと整備されたもので、訪れた若者らが軽快な音楽が流れる中でプレーを楽しんだ。

 整備を呼びかけたのは、広島県福山市の総菜製造会社副社長、矢野アキ子さん(53)と、地元で鮮魚店を営む河合秀保さん(44)ら町の社会人バスケットボールチームのメンバー。

 震災後、ボランティア活動のため大槌町を訪れた矢野さんは、河合さんらとともに、「花道プロジェクト」と銘打ち、町おこしを開始。避難道に桜の木を植えたり、体育館で3人制バスケの大会を開いたりしてきた。

 さらに、誰でも無料で利用できる屋外コートがあれば、町民にも関心を持ってもらえると考えた。大会の収益と、クラウドファンディングなどの寄付で計900万円を集め、町有地800平方メートルを無償で借りて建設した。

 矢野さんは「支援してくれたみなさんに感謝しかない。バスケで交流人口を増やし、町おこしのツールとして役立てたい」と話す。10月下旬には初めて大会も予定している。東野真和