和歌山のIR事業者連合に米カジノ大手シーザーズが参画 

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 カジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致をめざす和歌山県のコンソーシアム(企業連合)に、米カジノ大手のシーザーズ・エンターテインメントが参画する。大阪府・市の事業者である、米カジノ大手のMGMリゾーツ・インターナショナルと並ぶ大手が加われば、誘致競争の構図に影響しそうだ。

 県のIR誘致で事業主体を担うカナダ投資会社クレアベストグループが30日、発表した。同社によると、出資額は今後詰める。業界では「クレアベストはカジノ運営実績が乏しい」との見方もあっただけに、ノウハウを持つ大手の参画は誘致に向けたアピールになりそうだ。

 シーザーズは1937年設立。2020年末時点で米ラスベガスなどで約50カ所のカジノを運営する。コロナ禍前の19年12月期の売上高は25億ドル(約2700億円)、純利益は8千万ドル(約80億円)だった。同社は一時、大阪や横浜などで日本市場に参入することも検討していた。

 和歌山県のほかに誘致を進める大阪府・市はMGM・オリックス連合を、長崎県はオーストリアの「カジノオーストリア・インターナショナル」を、それぞれ事業者に選び、国に提出する整備計画を策定している。国は提出期限の来年4月以降、認可の可否を判断する。