SL北びわこ号2年ぶり「復活」、体験乗車も 京都で10月5日まで

原田達矢
【動画】SL北びわこ号が「復活」ラン=原田達矢、筋野健太撮影
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 滋賀県のJR北陸線を走り、今春廃止された季節観光列車・SL北びわこ号が30日、京都市下京区京都鉄道博物館で「復活」した。10月5日まで敷地内の全長約500メートルの線路を往復して走り、体験乗車もできる。初日は鉄道ファンらが笑顔と歓声で迎えた。

 北びわこ号は観光振興を目的に、米原~木ノ本駅間で1995年に運行を始めた。「ポニー」の愛称で親しまれるJR西日本梅小路運転区所属の蒸気機関車C56形などが客車を引き、春と秋の土日祝日を中心に運転され、のべ約34万人が利用した。

 2019年秋の運行後、コロナ禍で20年春から運休に。車内の換気が困難であることなどを理由に、今年5月に廃止された。

 ファンの「もう一度姿を見たい」との声に応えようと、同館が「復活」を企画した。北びわこ号の季節ごとのヘッドマークを日替わりで付けた「ポニー」などが客車2両を引き、午前11時~午後4時の間、30~60分おきに運行する。料金は高校生以上300円、3歳~中学生は100円。

 初日はカメラで撮る人や乗車を待つ人が集まった。母親と乗車した神戸市の三澤拓海さん(12)は「以前に乗ろうとしたけど乗れなくて残念だった。スピードがゆっくりでボックス席も景色も楽しめた。憧れの車両で、乗れてとにかくうれしかった」と話した。(原田達矢)