逃げた先の「“韓活”韓国語」 NHKハングル講座・古田教授の歩み

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聞き手・三島あずさ
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 第4次韓流ブームが続くなか、「推し活」のために、韓国文化や「オタ語」としての韓国語を学ぶニーズが高まっている――。帝塚山学院大学の古田富建教授(韓国文化)は、そういいます。大衆文化と言語活動を融合させた「“韓活”韓国語」を掲げる古田さんに、進路選びやこれまでの歩みについて聞きました。

言語は「まんじゅうの皮」

 4月から3カ月、NHKラジオの「ステップアップ ハングル講座」を担当しました。韓国アイドルのメンバー同士の会話をテキストに盛り込んだり、「推し」のアイドルへの思いをSNSに投稿する言葉づかいを例示したり。K―POPや韓流ドラマなど、韓国文化コンテンツを楽しむ「韓活」を後押しする内容に、大きな反響がありました。

 外国語学習は語学の習得が目的化してしまいがちですが、韓国に関しては、いま圧倒的な文化コンテンツが日本に押し寄せていて、それを味わうために韓国語を学びたいというニーズがとても高まっています。まんじゅうに例えると、言葉は、あんこである文化とか「推し」への理解に到達するための皮のようなもの。難しい文法ばかりやって、あんこにたどり着けずに脱落するよりも、一番おいしいところを食べに行こう、という発想でした。

「悲哀美」にひかれて

 今でこそ、韓流ブームもあっ…

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