終盤は四球激減、投手大谷の成長をデータで見ると 今季は登板終了

有料会員記事

アーリントン=坂名信行
[PR]

 投手と野手の「二刀流」に挑戦する大リーグ・エンゼルスの大谷翔平(27)の投手としての2021年が完結した。ア・リーグ西地区の4位に低迷したチームで勝ち頭の9勝2敗。防御率3・18もチームトップ。指標の一つ、WHIP(1イニングに四球と安打で出した走者の数)は1・09で、規定投球回数に達していないものの、29日時点でア・リーグ4位に相当する好成績を残した。

 「投手として今季終了」は29日のレンジャーズ戦前にマドン監督が明らかにした。これまでの登板間隔などを考慮すれば、レギュラーシーズン最終戦の10月3日のマリナーズ戦に先発する可能性があったが、大谷と相談して決めたという。「休ませるのに最適な時期だと思った。最後の2試合で素晴らしい投球をしてくれた。今季、(投手として)証明するものはもう何もない」と賛辞を贈った。

 マドン監督が「素晴らしい投球」と評した最後の2試合は、8回108球で2失点だった19日のアスレチックス戦と、7回112球で1失点だった26日のマリナーズ戦。チームは21日の時点でプレーオフ進出の可能性が完全になくなっていたが、それでも26日に先発させたのは、大谷自身が二刀流をシーズンの最後までやりきりたい強い思いがあったのだろう。

 26日の試合後、大谷は「結構投げた」と振り返っていた。右ひじの手術などで、昨年までの3年間はシーズンを通して投げていない。チームとしては、来季に向けた体調面などを考え、慎重にならざるをえなかった。あと1勝に迫った1918年のベーブ・ルース以来、「1シーズンで2桁勝利と2桁本塁打」の記録も、チームにとって優先順位は低かったとみられる。

 投手・大谷は今季、シーズン…

この記事は有料会員記事です。残り446文字有料会員になると続きをお読みいただけます。