岡山放送社員が過労自殺、長時間労働が原因 パワハラも認定

[PR]

 フジテレビ系列の岡山放送(岡山市北区)は、30代の男性社員が7月に自殺し、長時間労働による過労が主な原因だとする社内調査結果を発表した。上司の発言がパワーハラスメントにあたることも認め、同社は遺族に謝罪。中静敬一郎社長を減俸20%(3カ月)としたほか、当時の上司らを停職3カ月や減給とする懲戒処分を29日に決めた。

 同社などによると、男性社員は昨年3月、報道部記者から子会社の番組制作会社に出向。今年2月からバラエティー番組のディレクターを担当していたが、7月6日に自殺した。

 社内調査で2月以降、時間外労働が「過労死ライン」とされる月100時間以上だった月があったことが判明。社員は会社に、実際より少ない労働時間を申告していた。また、番組の総合演出を担当する上司から強い叱責(しっせき)などのパワハラも受け、過度な疲労や心理的負荷が蓄積していたという。

 岡山放送は「尊い命が失われた事実を重く受け止め、職場環境の改善などに取り組む」としている。