岸田氏は「腹から声が出ている」 四半世紀スーツ仕立てた店主の感慨

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宮城奈々、東郷隆、蜷川大介
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 10月4日にも新首相に選出される岸田文雄氏。広島で長く交流のある人たちや、地元首長からは喜びや期待の声が相次いだ。一方、衆院選を間近に控え、野党側は対決姿勢を強めている。

 9月29日。濃紺のスーツに身を包んだ岸田氏が一斉にフラッシュを浴びた。

 自民党総裁選の投開票中継を後援会関係者と見守った三宅敏文さん(71)は、ひとりうなずいた。「ほぼ間違いなく、うちの服だ」

 広島市中心部で「三宅洋服店」を営み、四半世紀にわたり岸田氏のスーツを仕立ててきた。8月半ば、1人で来店した岸田氏に「急いで1着お願いできないか」と頼まれ、「総裁選のからみかな」と直感。4~5週間かかるところを、3週間で仕立てていた。

 「腹から声が出ている。これまでとは違う岸田さんだ」。三宅さんは画面越しにそう感じ、うれしかった。

 岸田氏の髪を長らく切ってきたのは地元事務所近くにある理髪店「CUT STUDIO ALPHA」の島田貴一さん(66)だ。

 オーダーは「いつもの感じ」で伝わる常連。30年超、2~3週間に1度ペースだったが、首相になると地元入りの機会は減るだけに「ちょっとさみしい」。

 岸田氏は年始、比治山神社(…

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2021衆院選

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