どこにいても食料支援 山梨フードバンク・ネットワーク設立

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平山亜理
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 コロナ禍で食料がなく困る人が急増するなか、県内のどこにいても支援を受けられる体制を作ろうと9月29日、「山梨フードバンク・ネットワーク」が設立された。多くの団体に参加してもらい、当事者に広く食料を届けたいという。

 県内の食料支援は現在、認定NPO法人「フードバンク山梨」(山梨県南アルプス市)に一極集中している。昨年度は例年の2・1倍の延べ1万世帯を支援したが、コロナ禍で支援要請が急増し、食料不足や支援の地域格差が生まれているという。甲府市に住む多くの人からも助けを求める電話やメールがあるが、届ける食料が足りなかったり、配送できなかったりし、支援が限界に近づいているという。

 このため、活動に参加する団体を増やして食料集めをしたり、相談にのったりする支援の輪を広げたいという。県内各地の団体に参加してもらい食料を集め、配るネットワークを構築したい考えだ。

 発足にあたり、甲府市富士河口湖町都留市、韮崎市の寺や食堂など4団体が参加した。29日にあった説明会には、参加を検討する団体の関係者も出席し、困窮する現場の声を紹介。生活が苦しくガソリン代を節約したり、車がなく自転車で移動したりしている母親の事例などが報告された。近くにあれば、当事者が直接食料を取りに来ることができるという。

 フードバンク山梨の米山けい子理事長は「官民一体となって活動し、弱い人たちへの支援のため力を発揮してほしい」と話した。

 10月16日には、参加する4団体が窓口になり「コロナ禍緊急食料応援~つながるスマイルプロジェクト第6弾」として、児童扶養手当などを受ける世帯に食料を配るという。平山亜理

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