「30万円振り込みたい」女性、SNSには「米国軍人」名乗る人物が

神谷裕司
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 宮崎県警都城署(中嶋信行署長)は9月30日、SNSを通して異性の外国人を名乗り、金銭をだまし取る「国際ロマンス詐欺」を未然に防いだとして、日本郵便・蓼池郵便局(三股町)の局長、赤木健洋さん(43)と窓口担当の平野由美子さん(48)の2人に署長感謝状を贈った。

 都城署と赤木さんによると9月14日朝、40代女性が蓼池郵便局を訪れ、銀行口座が記されたスマホの画面を平野さんに見せて「30万円を振り込みたい」と依頼した。画面には英語表記があるなど不審な点があったため、赤木さんと相談。赤木さんが女性に送金理由を聞いたが答えがあいまいで、「詐欺ではないか」と思ったという。

 赤木さんが女性と応対している間に平野さんが警察に連絡。駆けつけた警察官が女性の許可を得てSNSの過去のやり取りを閲覧し、30万円を振り込まないように女性を説得した。

 女性はSNSを通じて米国の軍人を名乗る人物と知り合い、何度も英語でやり取りをしているうちに「米国から日本に行きたい。荷物を送るお金がほしい」などと要求されたという。

 2人を代表して感謝状を受け取った赤木さんは「未然に防ぐことが出来て本当によかった。金融機関は、お客様の財産を守る最後のとりで。これからも研鑽(けんさん)を積み、警察と連携して詐欺を防止したい」と話した。

 都城署は「最近はSNSを利用した様々な詐欺の手口があり、巧妙化している」として、被害に遭わないよう注意を呼びかけている。(神谷裕司)