麻生氏が副総裁、福田氏が総務会長 岸田氏が自民党役員人事固める

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 自民党岸田文雄・新総裁は30日、党役員人事を固めた。二階俊博幹事長の後任には、総裁選で岸田氏を支援した麻生派幹部の甘利明税制調査会長(72)を起用する。幹事長とともに「政権の要」となる官房長官には、細田派事務総長の松野博一元文部科学相(59)を充てる。麻生太郎副総理兼財務相(81)は党副総裁に起用する。

 岸田氏はこの日、甘利氏と断続的に党役員人事を協議し、党人事と官房長官を固めた。党人事については1日の臨時総務会で決定し、幹事長ら党四役が記者会見する。

 秋の衆院選を控え、「選挙の顔」ともなる幹事長に起用される甘利氏は、総裁選では岸田氏を陣営幹部として支えた。麻生氏や、安倍晋三前首相と近く、岸田氏の支援を求める「パイプ役」を務めた。一方、2016年に現金授受疑惑が発覚し、経済再生相を辞任している。

 政権のスポークスマンとなる官房長官には松野氏を起用。松野氏は岸田氏が政調会長時代に政調会長代理を務め、文科行政だけではなく、雇用政策に精通する。最大派閥の事務総長ということもあり、「調整能力」を期待されての起用とみられる。

総務会長には異例の若手抜擢

 総務会長には、当選3回で細田派の福田達夫衆院議員(54)を抜擢(ばってき)した。閣僚未経験の若手が党の中枢幹部である総務会長になるのは異例だ。

 福田氏は当選3回以下の衆院議員90人でつくる「党風一新の会」の代表世話人を務め、今回の総裁選では党改革を訴えた。岸田氏は「中堅・若手の登用が必要だ」と強調しており、党の刷新感をアピールする狙いがありそうだ。

 また、総裁選で安倍氏の全面…

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