警視庁が大麻所持容疑で男性を誤認逮捕 鑑定で成分検出されず

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 警視庁は、大麻取締法違反(所持)の疑いで現行犯逮捕した20代男性について、逮捕後の鑑定で男性が持っていた葉片から大麻成分が検出されなかったため9月30日に釈放した、と同日発表した。

 組織犯罪対策総務課によると、渋谷署員が9月26日夜、東京都渋谷区道玄坂1丁目付近の路上で男性に職務質問をした際、所持品から葉片を見つけた。別の署員がその場で試薬を使って簡易な検査をし、大麻成分が含まれることを示す色の変化を確認したという。男性は違法ではない別の葉片だと説明したが、渋谷署は男性を大麻取締法違反容疑で現行犯逮捕し、28日に送検した。

 しかし、その後の科学捜査研究所の鑑定で、葉片から大麻成分は検出されなかったことが30日に判明。署は同日午後5時50分ごろ、男性を釈放したという。

 組織犯罪対策総務課の藤原麻衣子課長は「試薬の色の反応だけで逮捕に踏み切るのではなく、相手の言動やにおいなどで総合的に判断する必要があった。確認が不十分だった」と説明。「再発防止に向けて、いま一度指導していきたい」とした。