郡山第一に最高賞、金賞8団体に 全日本合唱コンクール中学校同声

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編集委員・吉田純子
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 第74回全日本合唱コンクール全国大会(全日本合唱連盟、朝日新聞社主催)の中学校部門が31日、大分市のiichiko総合文化センターで開かれた。この日の後半、同声合唱の部には21団体が出場。8団体が金賞を受け、最高賞の文部科学大臣賞に郡山市立郡山第一(福島)が選ばれた。30日の高校部門も含め、自由曲に日本人作曲の楽曲を歌った団体から選ばれるカワイ出版奨励賞は、高校部門Aグループの盛岡第四に贈られた。結果は次の通り(特別賞を除き、各賞内の並びは出演順)。

 【金賞】郡山市立郡山第一=文部科学大臣賞、大妻中野(東京)=大分市長賞、熊本市立帯山=大分市教育委員会賞、矢巾町立矢巾北(岩手)、清泉女学院(神奈川)、名古屋市立桜山、伊勢市立五十鈴(三重)、郡山市立郡山第六(福島)

 【銀賞】郡山市立郡山第七(福島)、青森市立造道、武庫川女子大付属(兵庫)、安田女子(広島)、松戸市立第一(千葉)、松戸市立第四(同)

 【銅賞】札幌市立伏見、北九州市立二島、純心(長崎)、高知学芸、大阪市立文の里、高松市立国分寺、那須塩原市立三島(栃木)

 全日本合唱コンクールは全部門がインターネットを通じてライブ配信されている。11月6日には小学校部門、20・21日には大学職場一般部門がある。申し込みは当日までできる。詳細は専用サイト(http://t.asahi.com/chorus2021別ウインドウで開きます)で。

31日の総評

 コロナ禍のコンクールは、多様な共生の在り方を模索する場となった。苦難に対峙(たいじ)する日々のなかで育まれた子供たちの尊い楽観に、多くを教えられた。

 その最たる象徴が志賀の名舞台だ。バイオリン独奏を交え、人間と自然が心楽しく語らうユートピアへと聴く者を連れ込み、アイルランドの詩人イエーツのウィットの利いた人間賛歌を手拍子とともに。府中第四も口笛で鳴き、紙を振って羽ばたきの音を聴かせ、大空を舞う鳥たちの楽園へと導いてくれた。いずれも人間性を礎とする一級のエンターテインメントだった。誰かの心を思うことで世界はこんなにも豊かになる。そう伝える合唱の、音楽教育の本領を見せられた。

 そんな祭典の幕開けに、斐川…

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