第3回維新・池下氏が立憲・辻元氏を一歩リード 大阪10区 出口調査
自民、立憲2人の前職に維新新顔が挑んだ大阪10区。朝日新聞社などが31日に実施した当日出口調査によると、維新新顔の池下卓氏が、8期目をめざす立憲の辻元清美氏を一歩リードしている。自民前職の大隈和英氏は厳しい。
初挑戦となった池下氏は地元の大阪府高槻市出身をアピールし、維新が力点を置く「身を切る改革」を訴えた。政党支持率は維新が自民を上回っており、池下氏はその維新支持層の8割を獲得した。無党派層では、辻元氏と互角の支持を得た。
国会審議で「ソーリ、ソーリ」と、ときの首相に激しく詰め寄る場面などで知名度のある辻元氏。無党派層の厚い支持を頼みに戦ってきたが、勢いに乗る池下氏に攻め込まれた格好だ。
大隈氏は、自民支持層の6割の得票にとどまり、無党派層にも浸透できていない。山崎拓・元党幹事長がかつて政策協議などで縁のあった辻元氏の応援に入り、「当選すれば日本の政治のためになる」などの演説も波紋を呼んだ。
出口調査は共同通信社など5社と合同で実施した。