北朝鮮、新型対空ミサイルを試射と発表 相次ぐ開発

ソウル=神谷毅
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 北朝鮮朝鮮中央通信は1日、国防科学院が新しく開発した対空ミサイルの試射を9月30日に行ったと発表した。試射は、ミサイルの性能とともに、発射台や探知機、戦闘総合指揮車などの運用の実用性を実証する目的だとしている。

 同通信によると、試射には朝鮮労働党政治局常務委員の朴正天(パクジョンチョン)前軍総参謀長や国防科学研究部門の幹部らが参加したとしている。新しく導入した技術で、ミサイル制御システムの即応性と誘導の正確性などを大幅に向上できたとしている。

 韓国軍は1日朝の時点で、このミサイルについて発表していない。

 北朝鮮は9月中旬に新型の巡航ミサイル、短距離弾道ミサイル、同29日には開発中の極超音速ミサイルを試射したと公表し、ミサイル開発を着実に進め、緊張を高めている。一方、金正恩(キムジョンウン)総書記が同29日の施政演説で、機能しなくなっている韓国との通信連絡線を今月初めに復旧する方針を示すなど、硬軟織り交ぜた対応で米韓を揺さぶっている。(ソウル=神谷毅)