NY株が546ドル安 ダウ下落、9月に計1500ドル超

真海喬生=ニューヨーク、江口英佑
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 30日の米ニューヨーク株式市場は、主要企業でつくるダウ工業株平均が前日より546・80ドル(1・59%)安い3万3843・92ドルで取引を終えた。供給網の混乱や、連邦債務の上限をめぐる問題が懸念されて株式が売られた。ダウは9月に計1500ドル超下がった。

 供給網の混乱や物価の過度な上昇が米国経済に響くとの見方が強まり、株式が売られた。連邦政府の債務上限が定められ、米政府が債務不履行に陥る可能性がある問題も懸念されて値下がりにつながった。

 8月までは頻繁に史上最高値を更新していたダウだが、9月に入ってからは下落傾向だ。9月の下落幅は4%強にあたる1500ドルを超え、新型コロナウイルスの感染が急拡大した2020年3月以来の大幅な値下がりとなった。

 1日の東京株式市場も米国市場の流れを引き継ぎ、売りが広がった。日経平均株価の下げ幅は前日から一時600円を超え、取引時間中では9月3日以来、約1カ月ぶりに2万9000円台を割り込んだ。野村証券の神谷和男氏は「良い材料もないが、悪い材料もなく、一過性の需給の要因があるのではないか。中国経済の下ぶれリスクを懸念している可能性もある」と話す。(真海喬生=ニューヨーク、江口英佑)