米議会が暫定予算案を可決 政府閉鎖は回避、債務上限問題は先送り

有料会員記事

ワシントン=大島隆、青山直篤
[PR]

 米議会は、2021会計年度(20年10月~21年9月)の年度末となる30日、12月3日までの暫定予算法案を上下院で可決し、金融市場などで懸念されていた連邦政府の閉鎖は避けられた。ただ、10月中旬にも米政府が債務不履行に陥る可能性がある問題は先送りされ、綱渡りの状態が続く。

 イエレン財務長官によると、連邦政府債務の上限の適用停止か引き上げのための法案を議会が10月18日までに成立させなければ、財務省の資金繰りは行き詰まる。イエレン氏は30日の下院公聴会で、債務不履行に陥れば「米国の経済や個々の家族に壊滅的な打撃がもたらされる」と述べ、改めて速やかな対応を促した。

 米議会では、バイデン政権が目指す巨額の経済対策法案を巡る攻防も大詰めを迎えている。上院が超党派の賛成票を得て8月に可決した総額1兆ドル(約110兆円)規模のインフラ投資法案を、ペロシ下院議長は下院でも採決したい意向だ。ただ、身内の民主党内の調整が難航し、予断を許さない状況が続く。

 民主党の左派は、インフラ投…

この記事は有料会員記事です。残り267文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【7/11〆切】スタンダードコース(月額1,980円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら