高校時代に相まみえた楽天・田中投手が引退の斎藤投手にねぎらいの弁

[PR]

 プロ野球・日本ハム斎藤佑樹投手が今季限りで引退すると発表されたことを受けて、楽天の田中将大投手が1日、球団広報を通じてコメントを出した。「甲子園の決勝、そしてプロの世界でも、たくさんのファンの方々の前で投げ合えたことは、とても良い思い出です。11年間の現役生活大変お疲れさまでした」

 2人は2006年の全国高校野球選手権決勝で、斎藤が早稲田実西東京)、田中が駒大苫小牧(南北海道)のエースとして投げ合った。延長十五回でも決着がつかず、翌日に再試合が行われた。

 再試合の九回、斎藤が最後の打者となった田中から空振り三振を奪い、早稲田実を優勝に導いた。

 2日間で計24イニングに及ぶ熱戦は、球史に残る名勝負として知られる。

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

【10/25まで】すべての有料記事が読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

  • commentatorHeader
    稲崎航一
    (朝日新聞大阪スポーツ部長)
    2021年10月1日16時30分 投稿
    【視点】

    若い頃の話です。 楽天に入団して1~2年目のころ、田中将大投手は、早大の斎藤佑樹投手と比べられるのを嫌がっていました。 直接は言いませんでしたが、「プロの世界でメシを食っている自分と、学生の斎藤を比べるなという思いがあるのでは」と球

    …続きを読む