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車いすから同級生を見送る日々 みんなの学校に通いたい

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岩堀滋、斎藤博美
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現場へ! 医療的ケア児が学ぶ①

 小学校への集団登校の列に、車いすに乗った医療的ケア児が加わっている。相模原市中央区の佐野涼将(すずまさ)さん(8)。父の政幸さん(44)と母の綾乃さん(43)が車いすを押し、同級生を含む子どもたちに時折声をかけられながら、学校へと向かう。

 列が同区の市立小学校に着くと、同級生らは涼将さんの手をかわりばんこにタッチして鬼ごっこ。車いすを押すこともある。だが、そんな姿は昇降口まで。涼将さんは校舎に入れず、同級生らを見送る日々。在校生ではないからだ。こんな交流が1年以上続く。

 医療的ケア児は、呼吸や栄養摂取、排泄などで医療機器やケアを必要とする子どもたちだ。涼将さんは、妊娠中の母体トラブルで脳にダメージが残ったとされる。人工呼吸器をつけ、栄養摂取は胃へのチューブで行う「胃ろう」。定期的なたん吸引も必要だ。意思表示で手の指の一部が動くが、発語はない。周囲は感情を読み取りにくいはずだが、両親はそれがわかるという。

 同じ神奈川県内の県立の特別…

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